『ロマン・ポランスキーの吸血鬼』

『ロマン・ポランスキーの吸血鬼』






ちょっと前にテレビ東京でやってたのを録画してたのなんだけど。あの時間のテレ東はあなどれん。

吸血鬼狩りに生涯を捧げてきたアブロンシウス教授は弟子のアルフレッドを伴い田舎の村へとやって来た。宿屋にはニンニクが大量に吊るされ村人の様子もどこか妙で……

というと『ローズマリーの赤ちゃん』の監督だけにさぞや恐ろしい物語……というのを想像するかもしれないが、本作は吸血鬼モノのパロディで、変わり者の老教授と気弱な弟子とのスラップスティックとして描かれる。

面白いことは面白かったんだけど、やっぱり見ていてなんとも複雑な気分になってくる。
アルフレッドはポランスキー自らが演じ、アルフレッドが恋に落ちる宿屋の娘を演じるはシャロン・テート。二人は本作をきっかけに結ばれるが、シャロン・テートはご存知の通り69年にチャールズ・マンソン一家に殺害される。当時ポランスキーの子どもを身ごもっていた。
『吸血鬼』のブラックなエンディングに最後のナレーションもなんだか意味深のように思えてしまう。

ポランスキーはといえば77年にジャック・ニコルソン邸にて13歳の少女とセックスした容疑で逮捕、保釈中に逃れ、以降アメリカに足を踏み入れていない。
この事件というのもなんかよくわからないものでハメたポランスキーが悪いのか、はたまたポランスキーはハメられたのか。
2010年にもなってスイスで身柄を拘束されたことは記憶に新しい。

まさか撮影中はこんなことが待ち受けているなんて想像もしなかったろうなあ。
アルフレッドを演じるポランスキーはほんといい味だしてるだけにかえって複雑な感情が高まる。

ポランスキーの映画はそんなに見ていないもので、ベタになるけど『チャイナタウン』が一番好きかな。ジャック・ニコルソンの鼻を切り裂くとことか。
で、新作は日本で公開されるのだろうか……










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佐藤太郎(仮)

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