常識はずれ

民主党代表選挙で管直人が再選された。

結果だけを見れば事前の予想通りであり、
管は官僚とマスメディアに足を向けて寝られないというところだろう。

こう考えてみよう。
政権交代を果たすしたが総理はわずか9ヶ月で辞任。
後任の首相をわずか三ヶ月で交代させる、
このようなことが有り得ようか。
「常識」的には有り得ない。

角度を変えて考えてみよう。
「常識」に反してでも首相を変えようという
国会議員が200人もいたのだ。

事前の報道では国会議員票はほぼ互角とのことであった。
党員・サポーター票、地方議員票では小沢不利は確実で
あったことを考えればすでに勝負あったということだ。
議員心理には当然勝ち馬に乗りたい、という欲求がある。
つまり管支持に雪崩を打ってもおかしくなかったはずである。
にもかかわらず小沢が200票の国会議員票を取ったということを
どう考えればいいのか、管は胸に手をあてて考えてもらいたい
(が多分無理だろう)。

そもそも管支持、というより反小沢というネガティブな意思で
まとまっている仙石・前原一派にすべて丸投げしたのが
この「常識」外れの行動を招いたのだ。

そしてこのネガティブな意思はマスメディアも共有している。
もちろんこれが異常な小沢バッシングを呼び、
選挙戦をミスリードし続けた。

さらには仙石・前原一派は官僚にとっても極めて
付き合いやすい存在なのである。

官僚とマスメディアとは分かりやすい関係である。
例えば管が財務大臣に就任した直後は管がいかに
経済を知らないかという嘲笑報道が流れた。
これは財務官僚が管を警戒していたためだ。
その証拠に管が財務省の意向を汲んで消費税増税を
言い始めえるとこのテの報道がぴたりとやんだ。

JAL問題や八ッ場ダム問題(現在も進行中である)などで
ミソをつけたはずの前原だが奇妙なほど批判報道がでず、
それどころか管政権内での発言力が高まるばかりだ。

円高見てるだけ担当大臣の野田へも
大手メディアからの批判がほとんどない。

仙石は消費税増税論者であり、
消費税増税が省是である財務省からしてみると
心強い味方であることだろう。

小沢擁立が常識はずれであることは間違いない。
しかしその行動が少なからぬ支持を集めたのはなぜか、
この意味を考えなくてはならないはずだ。





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佐藤太郎(仮)

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