God's Grace

前にどっかのセールで買っていたマラマッドのGod’s Grace

核戦争、そして大洪水によって人類は死に絶えた……
かに思えたがたまたま海底で調査にあたっていた
古遺物学者ののコーンは、こちらも偶然生き残った
チンパンジーのバズと共に島へ辿り着く。そこで出会ったのは……


マラマッドは長編では様々な作風をためすんだけど
最後の長編となった本作もそう。
「ヨブ記」のように展開すのかと思いきや
ヴォネガットミーツウッディ・アレン的な感じもあって。
『ロビンソン・クルーソー』やファーストコンタクトもののパロディの
ようでもあり。
PC的にどうかという気もするんだけど過敏すぎるのかな。

深読みしようとすればきりがないんだろうけど
ダークSFファンタジーとしても楽しめる感じかね。
バズ萌えの人もいるかも。

僕が読んだ版では序文がついてたんだけど
これが結構興味深かった。
ざっと要約するとマラマッドは優れたユダヤ作家だとみなされているが
その作品の構造はキリスト教文学的でもある
(受難を経て救済へ至るというところとか)、等々。

マラマッドはそれほど読みこんでないんだけど
確かにそういうところはあるかもね。

NYTの書評はここ

邦訳は絶版なのね…





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