カール・シュミット

稲葉振一郎さんのブログで取り上げられていて興味をもって。

和仁 陽著『教学・国家会・公法』




カール・シュミットの1927年までの思想成立過程。

正直教養のない僕の能力では完全に持て余しなわけで。
まぁそもそもカール・シュミットその人自身がどう考えたら
いいのかというのがなかなか難しく。

一般的には「ナチ御用達の法学者」となるんだけど
本書を読めば分かるようにそう簡単に片付けられる存在ではない。

単純に反近代の反動というのではなく(例えばルソーとの関係)
カトリックでありながらカトリック法学の中でも孤立し。

僕はアガンベンやデリダ経由で興味を持ってパラパラ読んでいるんだけど
シュミット自体をどう読むか、という問題と
シュミットの残されたテクストからなにを引き出すか
(批判的再解釈をするか)とう点ではニーチェやハイデッガーの
再解釈なんかと通じるというか。

ここらへんの人たちというのは僕の中で消化しきれないんだけど
無視することもできずという感じ。

「例外状況」や「友敵理論」などキャッチーなキーフレーズは
すぐに腑に落ちるようで考え始めるとキリがなく……

カール・シュミットといえば今まで読んだ中ではこれが一番かな。
戦前だけでなく戦後の思想までカバー。
戦争は内戦へと収斂されていく、というのは予言となりし。




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