結婚なんて……

R.E.M.の解散はショックではあったのだけれど青天の霹靂というわけではなかったことは少し前に書いた。で、今度はほんとのほんとに青天の霹靂のニュース。ソニック・ユースのサーストン・ムーアとキム・ゴードンの離婚である(NMEの記事はここ)。
もしかしてゴシップ好きには兆候などを知っていたのかもしれないが、少なくとも僕は二人が別れるなど想像すらしていなかった。

ロック界きってのおしどり夫婦というイメージだったし、僕にとっても「理想の夫婦」のように思えていた。共に相手に過度に依存するのでもなく、かといって名ばかりの夫婦というようなバラバラというのでもなく。
原因がなんなのかわからんが、現実に結婚という形態をとる必要があるのかということを考えると、このような関係というのも意外と難しいのかもしれない(それが可能なように見えたから「理想の夫婦」に思えたのだが)。ココちゃんもおっきくなったしここらで一区切りということなのか、あるいはもっと下世話なことが原因なのかもしれないが。

まぁ実際にキムのような女性が僕の身近にいたとしても恐れ多くてとてもじゃないが近づけないので、余計なお世話にして余計な心配なのだけれど。


そんなこんなでガーディアンを見てたら村上春樹のインタビューが載っていた(こちら)。
内容としては特にどうということもなく、また事実関係の誤りがかなりあることのほうが気になってしまう。
例えば父親の千秋さんは 甲陽学院高校の国語教師だったのは有名だが、これがuniversity professorになってるんですけど(英語はよくわからんがこれで高校教師を指すこともあるの?)。また春樹がやっていたお店「ピーター・キャット」を『ノルウェイの森』のころまで持っていて、同書がベストセラーになったのでもう店をやる必要はなくなったとあるのだけど、ピーター・キャットを手放したのって確か『羊』のころだよね。『羊』や『世界の終わりと』やその他エッセイなども『ノルウェイの森』並みとはいかなくともそれなりに売れていて、十分に専業作家としてやっていたんだけどな。
資料にあたるとしたら、英語で読めて信頼度も高いジェイ・ルービンの『言葉の音楽』があって、確かここらへんも正確だったような気がしたんだけどなあ。インタビュアーはネットで適当に調べたか春樹のテキトーな受け答えをまともにとってしまったのかもしれない(春樹のインタビューを信用しすぎるのは危険である。意識的にも無意識的にもかなり適当なやり取りをすることがままある)。

まぁここらへんはハルキヲタのキモさということで流してもらいたいが、過去を振り返るようなインタビューではやはりお店のことと奥さんのことが出てくるのですよね。

「う~ん」と村上は言った。「結婚はギャンブルだったんだよ。まだ20か21で、僕は世界のことなんて何も知らなかった。愚かで無垢だったんだ。これってギャンブルみたいなものだよね、僕の人生にとってみればさ。でも、とにかく生き残ったんだ」

訳はテキトーですが。
昔のエッセイなんかではここらへんの経緯のことは結構よく書いている。大学に入ってすぐにちょっと不思議ちゃん入ってる女の子と知り合って、そのまま学生結婚してお店を始めて……

これを読んでいた僕は、大学なんてものに行けばきっとそんな素敵な出会いが待っているんだろうなあ、なんてことを妄想したりもしたのですが、現状はこの惨状ですよ!(っていってもわかんないだろうけど)。

サーストンとキムは別れてしまったけど、村上夫妻はまだうまくいっているようだ。
やっぱり結婚ってギャンブルなんだよなあ……なんてことを心配する前に、思い悩む相手すらいないという状況をなんとかすることが先決なのでしょうが。
いや、別に結婚願望なんてまるでないんですがね。僕のような人間が家庭を持つなんてことまるで想像できないし、したくもない。ほんとにこれは強がりじゃなくてね、なんてことを強調するとかえって虚しくなってきたりして。でも家庭を持つなんてとても耐えられないよ。うん、本心からそう思ってるって……

別れたというニュースの後にこれ見るとやっぱり俺、いいわと思う。ほんとにね……









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