だから嫌い!

新聞見てたら「社会保障と税の一体改革について」なる財務省広報ならぬ政府広報が載っていた(どっちでも同じようなものだけど)。
内容的には例のごとくで、とにかく消費税上げたい上げたい上げた~い!の連呼という感じ。

これに対する反論としては毎度同じことの繰り返しになるけど、長期に渡る不況、しかもデフレという異常事態(なんか異常が常態化してしまっているが)、そしてさらに大震災という状況下で増税なんぞすれば経済状況がどうなり、その結果税収がどうなるかというのを消費増税派の人たちは考えてみたことがあるのだろうか。

野田佳彦がどういう政治家かというのは財務大臣時代にすでにわかりきっていたわけで、こんなのを首相にした民主党議員の罪はほんとに重い。まぁ野党第一党の自民党の同じく財務大臣経験者の谷垣も似たようなものなので本当に不毛なことになっているのでありますが。

それにしてもこれを読んでみて、これは改めて野田という政治家の本質を表しているのではないかとも思えた。
政策論に「オール・ジャパン」なんて言葉を持ち出すだけでおえ~って感じなのだが、この言葉は野田が理論や具体的データなどではなく精神や感情に基づいて政治を考えていることの証拠でもあろう。
「野田は財務省に洗脳されている」というようなことを言う人もいるが、財務省のお役人は「洗脳」するというより野田の政治家としての本質にくすぐりをいれているのだろう。それは自己啓発的選民思想とでも言うべきもので、小泉純一郎のではないが「痛みに耐えてよく頑張った!」に酔っているのであろう。
野田からしてみると「みんなが嫌がる増税を断行する俺ってなんてすごいんだ!」という心境なのではないか。「調整型」ともされる野田が消費増税には異様とも思える執念を燃やすことからもそれは透けて見える。

ってな具合にとにかく非常に不快な広報なのであるが、一番嫌だなあと思ったのはここ。

私は、まさに「三丁目の夕日」世代です。そんなに豊かじゃないけど、<今日より明日はよくなる>だろうなという思いで、生きてきました。

まずさぁ、野田は1957年生まれなんだけど、それって高度経済成長期に育ってバブルの絶頂期に三十歳前後だったってことだよね。「そんなに豊かじゃない」ってどういうこと? 
こういう奴に限って「私はバブルの恩恵は受けなかった」みたいなことを言うんだけどさ、そういう連中は失業や貧困の恐怖を身を持って体験したことあるんかいな。あんたがたは意識していないだけで十分にバブルの恩恵を受けていたのですよ。
別に「おいしい思いをした奴は許せない」ということではなくて、たまたまある時代に生まれたがためにおいしい思いをしたにも関わらずそのことを認識しておらず、たまたまある時代に生まれたが故に苦しんでいる人たちに対して鈍感でいられることに腹が立つのですよ。
あんたの存在が「今日より明日は悪くなるだろうな」と思わせてるのにさ。

「<分厚い中間層>のいる国」を「もう一度作りたい」とか言ってるんですけど、そんな政策を一つでも提唱したのでしょうか。

幸せ…ですか。やっぱり、家族と団らんしている時ですね。親に働き場所があって、家庭には笑顔がある。子どもが成長して小さくなった服を買い換えるのは、嬉しいことじゃありませんか。」

はいはい、その通りだと思いますよ。でもあなたの口から雇用に対する意欲ある言葉など聞いたことがないのですがね。「痛みに耐え」れば天からでも降ってくるとでも思っているのでしょうか。震災後の対応を見ていると被災して仕事を失った人たちを見殺しにしようとしているようにしか思えない。円高は確実に雇用を奪うけれど何か実効性のある対策はしたのでしょうか。

「昔は良かった」というのはいつの時代でも言われることだが、中でも昭和三十年代を礼賛する人ってほんっとに嫌い! そこがいかにも野田らしく、そしてほんとにこいつをなんとかしてくれという気分にさせるのであります。

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佐藤太郎(仮)

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