『アガンベン入門』

エファ・ゴイレン著『アガンベン入門』




アガンベンの著作は多くがあまりタイムラグなく
翻訳されている。
もちろんこのことは歓迎すべきことなんだけど
一方で僕のような教養もなくアタマの悪い人間には
そろそろ参考にできる解説本が欲しいだがなぁ……ということで
手にとってみました。

「ホモ・サケル・プロジェクト」を中心として
アガンベンと言えばすぐに浮かぶ
「剥き出しの生」「例外状態」などのキーワードも
一通り触れていると言えるのではないでしょうか。
アガンベンが参照している人々や文献(ベンヤミン、カール・シュミット、
ハイデガー、アーレント、カフカ、フーコーなど)に立ち返りつつ解説。
個人的にはデリダとの関係をもう少し掘り下げてほしかったかな、
というところもあるけど。

ある程度の予備知識は必要かもしれないけど
とりあえずアガンベンについて手っ取り早く知識を得たい
という人からある程度読んでいて復習したい、という人にも
いいんじゃないでしょうか。

専門家でないのでどの程度標準的な解釈なのかは
なんとも言えませんが。
あとアガンベンへの批判的見解に対しても
フォローしている感じもよかったかな。

まぁ解説書なんぞ読んでわかった気になるなんぞ
サイテーじゃ!というおしかりの向きもあるかもしれませんが。
僕は原典よりも解説本で知識を仕入れるような人間なので
ありがたかったです。
(アガンベンは一応主要作には目を通しています。
目を通しただけというところですが……)

今度は新書でアガンベン……はさすがに無理かね。

有名な話だけどアガンベンは
パゾリーニの『奇跡の丘』に出演してます。
あなたは見つけられるか?
3分27秒ごろからだそうです。




2003年の映像。










プロフィール

佐藤太郎(仮)

Author:佐藤太郎(仮)
shopliftersunionあっとhotmail.co.jp

最新記事
月別アーカイブ
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
カテゴリ
twitter
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR