110年前

夏目漱石関係の本をパラパラやっていたら、漱石のこんな手紙が引用されていた。


欧州今日文明の失敗は明らかに貧富の懸隔甚だしきに基因致候此不平均は幾多有為の人材を年々餓死せしめ凍死せしめ若しくは無教育に終わらしめ却つて平凡なる金持をして愚なる主張を実行せしめる傾なくやと存候。(中略)カールマークスの所論の如きは単に純粋の理窟としても欠点有之べくとは存候へども今日の世界に此説出づるは当然の事と存候。


この手紙は明治35年3月15日付け、当時イギリス留学中だった漱石が義理の父である中根重一に宛てたもの。明治35年といえば西暦1902年、ちょうど110年前のことであります。
ってか『漱石書簡集』って最初に読もうと思ってから何年たっているのだろう。今度こそ読むか。





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