不思議な気分

ニール・ヤングの新譜はまだ聴いていないのだけれど、なんとなくあれこれ聴き返していたりする。

で、このウィンターロングを聴くといつも少し不思議な気分になってくる








これはオリジナルを聴く前にピクシーズによるカヴァーを聴いてしまっていたせいなのかもしれない








一般論としてオリジナルよりカヴァーの方が好きという現象は起こりうるのだが、これはなんというか、あまりにピクシーズにぴったりしっくりくるもので、ニール・ヤングがまだ見ぬピクシーズのためにこの曲を書いて待っていたような、そんな気になってしまう。
あてがきによる楽曲提供のあとに作者がセルフ・カヴァーしたものを聴いたような感じに近いのかな。オリジナルも好きなのだけれど、やっぱりピクシーズのほうがしっくりくるというねじれた感じになってしまう。


ピクシーズによるカヴァーが収録されているニール・ヤングトへのリビュートアルバム、The Bridgeはいいですよね。『イフ・アイ・ワー・ア・カーペンター』と並んでオルタナ系の人のトリビュートアルバムでは好きだなあ。





話は変わって、そういえばこないだこんなものがあったことを知ったのだけれど



これはなんといってもクラッシュによるカヴァーが有名で



クラッシュを聴いてイコールズに興味を持つという人はいるだろうけど……




稲葉ヴォーカル版を聴いてクラッシュやイコールズに興味を持つ人はいるのだろうか。「よく知んが稲葉さんのあの曲ってこのアルバムに入ってるのか」なんてことでいきなり『サンディニスタ!』を手にしてしまった人がいたらどんな感想を持つのだろう。特に歌詞の面なんかは。
これをきっかけにサンディニスタ自体に興味を持って、南米の政治状況を勉強して、マルコス副司令官を尊敬するようになる……なんてことが起これば、それは不思議な気分にもなるけど悪くはないかも。真逆に出てしまう可能性もなきにしもあらずだが。まあそういう人がいたらの話だけれど。






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佐藤太郎(仮)

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