「2012年の映画をふりかえる」



空中キャンプさんの「2012年の映画をふりかえる」に参加させていただきました。
今年はなかなか決められなかったのですが、この三本を選びました。

アルゴ
ドライヴ
桐島、部活やめるってよ


個人的には頭をガツンと殴られたような衝撃を受けた作品というのには出会えなくて、同率三位がいっぱいという感じだったかな。評判がよかったり個人的に好みっぽい作品でまだ見れていないのが結構あるのですが。

「今年いちばんよかったなと思う役者さんは誰ですか」は『ドラゴン・タトゥーの女』のルーニー・マーラにしました。「頑張ったのにあまり報われなかったで賞」を進呈いたします。


ついでに関連する作品を何本か見たのでその感想。

『アルゴ』はワーナーのロゴに代表されるように、「1970年代後半の雰囲気」というよりも「70年代後半の映画の雰囲気」を再現しているという指摘があったが、その文脈で言及されていた『大統領の陰謀』(1976年製作)を久しぶりに見てみた。



具体的な引用というよりはワシントン・ポストの社内とCIAの内部の雰囲気とか無駄な(?)サスペンス展開など、確かにこの作品を意識している気配は濃厚ですね。


『ザ・ドライバー』は僕より少し上の世代の人にとってはよくテレビでやってた作品というイメージのようだけど初見。



『ドライヴ』の原作は読んでいないもので小説がどういった感じなのかはわからないけれど、タイトルのみではなく主人公がスゴ腕の逃がし屋、ファムファタル的女性との出会い、また主人公に名前が与えられていないといった点などは類似というよりは完全な引用ですね。また文脈は少々異なるけれど、女性に銃を突きつけて情報を得る場面も多分意識して引用している。その他にもおっと思う場面がいくつかありましたね。
ただ作品全体の肌触りが近いのかといえばそうではない。『ザ・ドライバー』は三つ巴の対決というのがメイン・プロットになっているが(警察ひどすぎ!)『ドライヴ』の方は主人公の内面により焦点を合わせている。その象徴的なのが共に冒頭にあるカーチェイスシーンだろう。『ザ・ドライバー』はド派手なお決まりのものであるが(警察マヌケすぎ!)『ドライヴ』はといえばカタルシスを脱臼させるかのような「リアリズム」である。ここらへんは両作のテイストを端的に表しているようだった。

イザベル・アジャーニはトリュフォーの『アデルの恋の物語』のイメージが強くてどうしてもそういう目で見てしまうのだけれど、あながち間違ってはいないのかな……。個人的な趣味でいうとキャリー・マリガン派かな。あぁ、『シェイム』見てないや。







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佐藤太郎(仮)

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