『死を与える』

ジャック・デリダ著『死を与える』




カバー裏から引用。
「最愛の息子イサクを犠牲に捧げよと神に命じられたアブラハムはモリヤ山へと向かう。息子に死を与え、その死を神に与えようとした瞬間、その手は押しとどめられる。」

デリダがアブラハムのエピソードを読み解きながら、後期デリダ思想のキーとなる「責任」「応答」「赦し」などを考察していく。

二つの論考が収められており、一つ目の「死を与える」はヤン・パトチェカ、ハイデガー、レヴィナス、キルケゴールなどを参照しながら縦横に論を展開する。

二つ目の「秘密の文学」はタイトル通りより文学寄りで、「父と子」からハムレットへ、そしてカフカの「父への手紙」を読み込み、また聖書へと帰っていく。

僕のような頭の悪い教養もない人間は「デリダが好き」などとはいいにくく、本書もどこまでわかっているんだかというとこではありますが、読み終えてみてやっぱり後期デリダの思考法というものにかなり惹かれているんだなあということを再確認。

カフカの「父への手紙」も僕にとって、好きというか非常に「こたえる」テクストなものでここらへんも面白かったです。

安価なものではこれに収録。




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佐藤太郎(仮)

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