『法学』

中山竜一著『法学』




120ページほどの小著だが結構内容は濃い。
「一八歳前後の若者を思い描きながら執筆した」とのことだが、文体も内容も本格派。

法律、法学の歴史から法学を学ぶことの意義、そして法学の未来までを概観する。
僕は法学の知識などまるでないので本書が法学プロパーの人ならどう読んだのかはわからないけど、内容的には興味深くもあり共感もできた。

今流行りの正義との関係では、「法学を学ぶ際には、「人がふみ行うべき正しい道」という日常的な用法からあえて距離を置き、英語でいうところの”justice”と同じように、「公平」とか「調和ある秩序」といった意味で「正義」の言葉を使っていることに意識的でなければならない。(p.5)
本書でいうところの「法的なものの考え方」というものは法学を学んでいない一般の人も頭において置いたほうがいいことだろう。

参考文献もコメント付きで豊富にあるのでこれから法学について読み進めたいという人にもいいのではないでしょうか。

ちなみに中山氏の『二十世紀の法思想』も面白かった。
法律だけでなくいわゆる現代思想的なものに興味がある人も勉強になるのでは。



プロフィール

佐藤太郎(仮)

Author:佐藤太郎(仮)
shopliftersunionあっとhotmail.co.jp

最新記事
月別アーカイブ
カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリ
twitter
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR